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ボートの修理と艤装<2013>
 
 
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ボート:YAMAHA FR23HT-DX<福真丸Ⅱ>整備記録 2013年                        
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 以前より、23~24ftに入れ替えたいと思っていて、決定権を持つゲストより、船べりとキャビンの高さがあり、トイレ付、綺麗でリーズナブルな
ボートなら入れ替え可能という無理難題のテーマがあった。2012年は、仕事等々の諸事情で程度の良いボートのタイミングを逃したが2013年
になり、FR23HT-DX スズキDF140付が売りに出されていて名古屋まで見に行ったところ入れ替えOKとなった。
 FISH22は、サブエンジン付で地元の方に即決していただき、乗っていただけることになりました。海でもまたFISH22を見ることができそうです。
情報交換もできるかもしれないので、とても楽しみにしています。

    
            福真丸Ⅱ                      エンジン スズキDF140(サブエンジンDF20を予定)

  2013年3月27日 キャビン・キーの製作(鍵がなかったので作成)
           
  鍵がないとのことで・・・     分解(鍵の原型を購入しサンダー・ヤスリで合わせ込み) ロックできるようになった!
  鍵の製作に約4時間かかってしまいました。                                       


2013年3月30日~31日 コックピットGPS魚探等のレイアウト決定、コックピット磨き、船外機インペラー交換と内部点検
    
     購入時のコックピット(白っぽくなっています)         樹脂用のハードコーティングしたところ表面がツルツルになりました。
  このハードコート、通常は、ABS等の色の付いた樹脂に塗り、2~3日で完全に硬化して光沢が
  長持ちするとのこと。メーカーに確認したところ①ゲルコートに塗布しても問題はない。②水が少しで
  も残っているところに塗布するとムラができる。③ABSよりも硬化時間が少し長くなる。④気温が下が
  っても硬化時間は長くなる。⑤ABSよりもコーティング効果は短い。とのことさて次はどこに塗ろう!

    
  エンジン検水口からの水の勢いが無かったのでインペラーの交換実施。福真丸のときの60馬力2ストロークとほとんど変わらない
  手順で交換できた。特に問題なしだったが検水口からの水の出方は若干改善された。
  危惧されたエンジン内部の腐食は、分解範囲では良好。H19年から総運転時間48時間。
    

 2013年4月12日
   GPS魚探があるが、予備として以前に活用していた単3電池2本で動くLOWRANCE ハンディGPS”H2O” を利用すること
  にした。那珂湊港を目標に設定しておくと、ボートの進んでいる方位、那珂湊港の方位、バックライトもついているため緊急時には有効と
  思う。


 2013年4月27日~5月2日
 ①ソーラーパネルとコントローラーの配線
   良好:パネルをシーリング剤で屋根に貼り付け、電子部品はビニールとシーリング剤で防水対策、コントローラーに配線し試行したところ
     良い状況となっている。曇りでも充電(0.1A程度)し、晴れだと約1.0Aで充電している模様(計測実施)=1日8時間充電で8A

    ・ソーラーパネル:単結晶ソーラーパネル/型番DL-20PW/定格出力20W(20W/12V=1.6A)/動作電流1.2A/開放電圧22V/
     重量2.4KG/短絡電流1A/最大電圧1000V  <ヤフオクで単結晶20Wでヒットすると思います>

    ・コントローラー:
PWM Solar charge controller <ヤフオク”チャージコントローラー”でヒットすると思います>
    
・逆流防止/・過放電防止/・12Vと24Vの自動認識/・オーバーロード保護/・逆接続保護/・日没~日の出のタイマー機能


      
         パネルの貼り付け                         電子部品の防水対策                  コントローラーも順調

     

 ②エンジンパーツの点検
 ・サーモスタットの点検

  
 
 GOOD! 汚れはあったが手の力でスムーズに動作することを確認した。洗浄後組み付け実施。
  本来はお湯に入れて開放確認が良い。このタイプは60℃の模様。

  GOOD! 良好:購入時は勢いが弱目だったがここまで改善。
 
  
 

2013年6月29~30日

 ①DF140T ロアケース オイルシール交換

    
  矢印のリップシール交換(左は1個、右は2個ある) かなり硬く圧入して入る状態でシール部を傷つけずに交換することができた。
  <左FIG44-34 09282-24004 *2 、 右FIG24-38 09283-10011*2>

 
  
  インペラボディーと組み合わさるパイプをシールするためのシールの交換
  

  中古艇で購入してから、3年以上エンジンにおける不具合は、無し。

 ③サブエンジン(20Hp)試運転
   良好:とりあえず5分間運転。140Hp(左エンジン)よりも若干音が大きいがセルも使え、マニュアルスターターも使えるので流し釣りでも
       いざというときにも役にたちそう。
  

 




 ④1年点検の部品等(主エンジン約50hr目)
  
   右からジンク4個、オイルフィルタ、プラグ、写真に出ていないものとしてはエンジンオイル交換済み、
   ギアオイルは交換待ち。 次回は100hrまたは1年点検でこれらを交換予定。

  ⑤サブエンジンを左へ移動(燃料パイプ、電気配線も右から左へ移動)

  
  サブエンジン右で試走したところ、自分の重さとサブエンジンの重さで右に傾き、サブエンジンのフィンが水面についてしまい
 スピードが出ないことが分かった。ラダーステップにこだわっていたが、取り去り左にサブエンジンを乗せかえたところ試走5000
 回転で 48km/時速(26ノット)を確認。ただしサブエンジンを後方へ突き出さないとチルトアップも容易でなく、油圧ステアリング
 のホースも干渉しているので、FRPでの突き出しを早く何とかしなくては・・・約50kgのエンジンを一人で持つと非常に重く、FRP
 積層を十分にしなくては駄目だと実感した。結局は、リガーマリンの4st対応の補機ブラケットを使用した。(上げ下げも楽)

 ⑥アンカーの取り付け
  良好:アンカーが後部座席に仕舞ってあったため舳先へ取り付けられるように、アンカーホルダーの形状修正とロープのセット。
      アンカーホルダーはボートの激しい揺れをユラユラと吸収してくれる優れものと分かった。ただしシーアンカーを使うことが多い
      ためアンカーを舳先につけたままシーアンカーを使用できる方法を検討中。

  

 ⑦マリーントイレの交換
  良好:既存トイレの取り外し、パイプのつまり、パイプの交換等々・・・・奮闘多数。何とか使用できるまでになりました。モーターは
  20Aも電流負荷がかかり何か噛みこんだ時は80Aもかかるようです。

      
      

 ⑧パイプレールの取り付け
  良好:アンカー操作、シーアンカーセット等で舳先に移動する際に持つところが少なく危険なのでこの位置にパイプ取り付け。
  挟み込む木がスカスカ
だったためステンレスのスペーサーを作り、締め込みすぎによる木やFRPの割れを防いだ。左右取付に
  6時間もかかってしまった。

    

 ⑨ロッドホルダーの取り付け
  良好:チーク板を交換したいが高い!しばらくはそのまま運行することにしてロッドホルダーをシートに座りながら
     竿を取れる位置に固定。この船の形はやはり操船しながらでも竿を出せることが分かりホッとした。

  


  ⑩チーク材料の入手!!
  ネットでチーク材を取り扱う近くの店を発見!厚み、巾、長さと良いサイズが余っていてチーク材としては格安だったので即購入。
 必要とするサイズよりちょっとだけ大きめに丸ノコでカットしたので、あとは現地に行って合わせこみ予定。

  
  少し大きめにカット(厚み15mm、巾135mm、長さ1500mm)した2枚のチーク。
  裏にはソリ防止用の切り目が等寸に入っている。ウリンデッキ材よりも軽くカンナもかけられるので
  扱いやすい板だが、硬いため木ネジを入れるとパリンと割れるかも。貫通穴での締め付けが良さそう。



7月29日~8月2日
  ①ヘッドライトの取り付け

    
   福真丸(Ⅰ)で使用していたヘッドライトの取り付け(リモコンで上下左右の動作をして明るい) 
   先端に取り付けることで自ボートの反射で周りが見えなくなることをなくしたつもり。
   スマートとはいえないが機能的には十分なので再利用。ワンタッチで本体をはずせるので夜釣りのときのみ取り付けて使用。
   電源は船室内のNO.3バッテリーを使用する予定。
   (購入時の情報:12V 55W 360度回転首振サーチライト/スポットライト■リモコン付き)
   4.6Aも消費するためバッテリー利用時は発電機でバッテリーを充電しながら使用する必要がある。

  ②アンテナ(シェークスピア5215 ホイップアンテナ)の取付
  

  ③エンジン管理用カウンター&タコメータ 取り付け
           
 主エンジン用にエンジンアワメーターPET-3200R OPPAMA    サブエンジンの時間&回転数管理用( タイニータック
 主エンジンは約50時間使用している状態で0カウントスタート。 サブは約3時間慣らし運転後で0カウントスタート。  
 電池は交換不可で出荷から約5年間使用可能。          電池は交換不可で約5年間使用可能。



9月7日~9月8日
  ①
ロッドホルダーの追加
    3名ボート乗船で釣りをしたところロッドホルダー不足、タモの置き場所が決まらず邪魔と足の踏み場がない感じと
   非常に狭いフロアに感じたためロッドホルダーの追加を行った。

  
  左舷のロッドホルダー

  
  右舷のロッドホルダー


9月28日~9月29日

 ①2バッテリーシステムへ改造
  バッテリーNO.1は魚探専用、バッテリーNO.2はエンジン専用、バッテリーNO.3はヘッドライト用と完全に分離していた。
  これはセルスタート時の電圧低下で魚探の電源が落ちるのを防止するためだったが、NO.1の魚探専用バッテリーの
  ソーラー充電だけでは追いつかず、電圧低下となったことがある。NO.1とNO.2をスイッチで切り替えて、エンジンからの
  充電も可能にすることにした。

  改造実施(配線は下記参照)
  <SW1設定>=バッテリー1電圧が低下して充電したいときにこの位置とする。
    バッテリー1=魚探2個+無線+ボートアクセサリー+セルスタータ、エンジンによる充電、ソーラーによる充電
    バッテリー2=ソーラーによる充電のみ。使用せず。
    (今回は改造なし)バッテリー3=ヘッドライト1個←ソーラーによる充電

  <SW2設定>=通常はこの位置とする。

    バッテリー1=魚探2個+無線+ソーラーによる充電。
    バッテリー2=ボートアクセサリー+セルスタータ、エンジンによる充電、ソーラーによる充電。
    (今回は改造なし)バッテリー3=ヘッドライト1個←ソーラーによる充電

  <SW1+2>
    SW1⇔SW2の切り替え時のみ通過させる。この位置で使用すると、残容量の多いほうから、
   少ないほうのバッテリーに流れ込むのでよくない。


    
 
 スイッチの裏側の状態(左端子:フィールド、
中央端子:バッテリー2、右端子:バッテリー1)

 右図は、バッテリースイッチ取説の一部抜粋




















   
 スイッチとバッテリーNO.2 ケーブルは「耐熱OFCパワーケーブル 22sq
 (4G相当 外径9.8mm、許容電流137A)赤」  操縦席足元のバッテリーNO.1。
 
  
  操縦席足元のバッテリー(主に魚探用)
 
11月9日~11月11日
①バッテリー用ヒューズの増設
100Aヒューズを入れた。

  
  ボート中央へのケーブル(22sq/4ゲージ相当)にヒューズホルダーとヒューズ(100A)の追加、DF140の場合、
 
セルを回す際に50A以上必要。
ヒューズホルダーは最大300Aのものとしてる。

②左右の窓の開閉修理

  
 
 中古購入時より窓が開かなかったので、挑戦したところ無事に開けられるようになった。原因は、ガラス窓の下にある
  繊毛の毛がめくれ、ちぎれて、引っかかっていたため。これで更に開放感のある釣りができる。

③無線機の位置の変更(天井→ヒザ横)

  
  天井に設置していた無線機をデッドスペースに移動し、視界を増した。 今までは、ケーブルが視界を邪魔していたので
 広々とした感じとなった。また操背もたれを外したことで竿を持ちながら、ハンドルに手が届くようになった。操船しながら、
 当たりがあると、すぐに合わせることができる。何とか自分のスタイルに合ったボートになりそうです。
  

④操縦席前のプレミアムコーティング実施。(上 BEFORE 、 下 AFTER)

   
  プレミアムハードコーティング(商標)がFRPに有害ではないことが分かったため、操縦席前も塗布実施。
  塗布するとすぐに光沢が出てツルツルになる。ただし硬化するのに3日ほど掛かるとのことで、
  マリーナから帰宅する直前に塗布実施。塗るだけで綺麗になるので楽です。

12月21~24日
①ソーラーパネルの増設

  
       
 10W*2枚の追加(NO2、NO3バッテリーに各々接続)        コントローラーが3個になった。
  
  ●ソーラーパネル
  セル種類:単結晶  逆流防止機能  最大出力動作電圧:18V  最大出力動作電流:0.55A
  短絡電流:約0.61A  開放電圧:22.33V  重量:1kg

  ●コントローラー
  12V/24V自動認識機能  バッテリー残量表示  ・過充電防止機能  ・過放電防止機能
  ・逆流防止機能 ・自己回復保護
  上にLEDランプは5個有るが、 左から1個目は充電する時、点灯する。 2-4個目は 充電時電量を表すランプ。
  ●2個目のランプ点灯時約10Vの電量が充電されている。
  ●3個目が約12V
  ●4個目点灯は約13.5Vの電気が充電されている。
   一番右のランプは12.2V以上の電量は充電されたら、緑になります。緑のランプが点灯してから、出力が可能。
  このランプは緑にならないと、出力できない。

②ロッドホルダーの増設
         

  右舷手すり船長用ホルダー増設     左舷の手すりにホルダー増設

  タモ入れ、ロッド入れにと、重宝しているがバウに行くときに少し気になる。

 ③デッキライト&バックミラーの取り付け

  
  LED54個のライト(360ルーメン・5W・160g)取付、バックミラー(中古・セルシオ)の取付
  ・コックピットライトは、活きイワシ購入時に夜明け前で暗いため安全向上のため
  ・バックミラーは同乗者の着座確認。またエンジン検水の状況確認(思ったよりも検水が良く見える!)
  ・コックピットライトは釣行後の日没後のデッキ作業に非常に有効!
  ・コックピットライトは、約3年使用したところで、スイッチ部分の接触が悪くなってきたため接点復活剤を使用ながら使用中。

 ④左舷のチーク板の交換と成形

  
  
          左舷のみチーク材の成形           交換前の左舷のチーク材(劣化し表面が荒れていて、しなりやすい)
     成形は、カンナ+サンドペーパー(#120→#240→#320で仕上げ)


  
  いい感じに仕上がりました。
  PRICK(防水コーティング剤の1回目50%希釈→完全乾燥前に2回目希釈10%で仕上げ)水のはじきも十分です。
  3年後の状況としては、薄い皮膜が剝がれており、地がそのまま見えている感じとなっている。
  PRICKでコーティングするとまた同じようになるらしいが、そのままにしている。

 ⑤室内灯の取付

  
  船室内のLED10個のライト(60ルーメン・1.2W・105g・長さ225mm)取付実施
  スイッチは操縦席エリアから手が届く位置で船室に入る前に明るくできるようにした。
  またトイレ内も少し照らされるようになっている。


 ⑥船室内水溜り対策
    
  なぜか船室内の右の物置に水がたまっていた。ボートの右舷を這いながら、FRPの割れが無いのか見ていると
  右舷の窓に0.5mmほど隙間があった。 シール剤で埋めてOKとなった。

  

12月29~31日 大掃除&船内の確認
 ①ROYAL魚探振動子の状況確認
  
  インナーハルでも十分な反応があり、泡切れもなく良好!

  ②ROYALの方位が急に変化しなくなったため確認
    12月29日には問題なかったが12月30日には北東へ船首を向けたままとなった。
    原因調査待ち。おそらく釣り道具箱に強力磁石ネオジウム10個を入れており、
    たまたまコンパス付近に置いてしまったためこのような事象となったと思われる。

  ③バッテリー配線図の見直し(構想のみで、これからと記入してある部分は、未実施)