<ロースハム挑戦 1回目 : 温燻>

参考にさせていただいたWEBサイトです。http://www.tcp-ip.or.jp/~camp/smoke/smkfre.htm ありがとうございました。

<仕入れ>2006年4月29日
豚肉肩ロースブロック(約500g)=730円、バジル、粗挽きコショウ、ニンニクチューブ各100円を購入



<漬け込み準備>2006年4月29日
ロースブロックに凧糸(今回は1.5mm)を形を整えるように巻き付け、香辛料をすり込みました。今回の香辛料は手に入りやすいもので適当に・・・塩大さじ3杯、バジル適当、粗挽きコショウ適当、すり下ろしニンニク小さじ半分、砂糖大さじ2杯です。凧糸は2mmが良かったかも・・(2006年4月29日)


凧糸を巻き付けると円柱状になってきました。

<漬け込み:約10日間>2006年4月29日
ジップロック
にロースブロックを入れて冷蔵庫(野菜室)に入れました。一日毎にひっくり返し香辛料が全体になじむようにしています。臭いは香辛料と肉汁で美味しそう、そのまま切って焼いてもうまそうです。若干汁が出てきますがそのままにしています。漬込予定は5月8日程度。10日間の漬込で8〜9日と晴れ予定のため。チャーシューでは4時間の漬け込みが良いとの事


結構、汁が出てきますが今回はそのままにしています。良い香りなので美味しくできそうな予感。

<塩抜き:約1〜2時間流水で>
<風乾:約2日間冷蔵庫、外気利用>
<温燻:60℃で約1時間>
チャーシューでは200℃で10〜15分強火で焼き上げると肉汁が内部に閉じ込められる。
<ボイル:80〜85℃約1時間> <温燻:70℃約1時間燻製器で> <冷却:氷を入れた水で>出来上がり!
その後、出来上がりを食べてみたのですが、イマイチ・・・原因は、おそらく雨続きで、水抜きがうまくいかず日数をかなり掛けたためと思われます。
こうなれば再挑戦ですが、秋〜冬にかけて、やってみます。

<タコクン挑戦 5回目 : 温燻>淡路島タコ入手!

今までタコクンは4回ほど実施。いずれもなかなか良い香りと味だったが、2回目のタコクンが最高に美味しかった。大物での美味しさかブランドタコでの美味しさかは不明。毎回美味しいタコクンにするにはどうすれば良いのか器材も導入しました。


2006/5/2

今回は、淡路島産 茹でダコを宅急便で入手できました。
香りがもの凄く良いタコですが少し食べると燻製には塩加減が少ない感じです(たこ焼きには良い感じ)


2006/5/2

 燻製にするには水分が若干多いので自然の風で乾かしたかったですがあいにくの雨(室内湿度90%)・・・冷蔵乾燥にトライ(湿度20〜30%)することにしました。たっぷりのペーパータオルで水分を吸い取れるようにして凧糸で適度に縛り冷蔵室最上段に入れました。


ビニール袋はとって冷蔵庫に入れています。


2006/5/2

 冷蔵庫で乾燥中。途中で状況見ましたがやはり自然の湿度のない風が一番で表面の水分がとり切れていません。しかも少し表面がしなびてきた感じ・・・・明日は晴れそうなので状況良ければ自然乾燥予定。

<雨の日:冷蔵庫の状況は3〜4時間開けていなければ湿度20%で1回開ければ湿度50%位になってしまう>

2006/5/3

 2個は冷蔵庫から10:00に取り出し外で約3時間乾燥、すると表面が若干硬くなっていたので急いで燻製の準備、もう1個は12:00〜約1時間ほど外で乾燥させると程良い程度に乾燥。(この日は19℃、湿度40%、風若干)。気温低、湿度低がベストで晴れた涼しい夜干しが最適とおもわれる。


今日は湿度40%、19℃、温湿度計(1200円)で乾燥の目安ができました。



今回のザラメとオニグルミチップ

分量はチップ大さじ8杯+ザラメ大さじ1杯程度で約30分燻煙できます。ザラメはつや出し用。古いチップは香りが出ないことに気づき、今回、新規購入しました。


2006/5/3

燻製用チップは、大さじ5杯で約30分、8杯でも約30分であり途中での継ぎ足しはしようがない。タコ2個は50℃(48〜60℃程度)で約35分、タコ1個は70℃(50〜80℃程度)で約60分、その後、なじませるために外で乾燥。約1時間。


温度計(目標60〜75℃程度)温度計(980円)で火加減の目安ができました。


ブロックで燻製が少し作業しやすくなりました。

2006/5/3



出来上がったタコクンで、冷蔵庫野菜室で味をなじませるために一日保存しました。

<表>



<裏>


やはり外干しを長くした方は汁が出てきませんがイボが少し硬く、外干しが短い方は汁が少し出てきましたがイボが柔らかい。うまくしっとり乾燥させることが燻製を作る上で非常に大切

燻製時間の長さは・・・すぐに食べる場合は1時間燻煙のものは燻製がキツイ感じですが、1日置くとそれほどきつい感じではなくなる。今後は1時間燻煙でも良さそう

2006/5/4

 ネット購入した密封パック器(MAGIC VAC)が届いたので、早速、タコクンをスライスしサラダオイル少々でなじませました。オリーブオイルは濃厚さと香りが強すぎて嫌な味になったのでクセのないサラダオイルにしました。ちなみに今回はカロリーゼロのものです。



          
           2006/5/4

MAGIC VACの使い方は
1、専用袋ロールを適当な大きさにカットし片側を熱線部分のみに当てて真空スイッチを押しながら熱線スイッチを押し片側を封する。(真空を働かせないと熱線スイッチが入らない)
2、袋にタコクンを入れきれいに並べる。
3、本体の真空溝部に袋の片側を入れ真空スイッチを押しランプがイエロ→グリーンになりパックの空気が完全に抜けたら熱線スイッチを入れる。
4、自動的にスイッチが切れて、密封パック出来上がり!(完全な真空では無いので密封というそうです)




2006/5/4

今回のタコクンの出来上がり!早速実家に持ち込んだ所好評でした。保存がどの位きくのかチェックしていきます。



 反省:
@乾燥させすぎて足のイボの先、足の先が少し硬くなった。燻製に仕上がってもやはりその部分は硬くて消化が悪い感じだった。乾燥が若干足りないタコの方が硬い部分が無くて良いと感じた。次回は乾燥させ過ぎないに気をつける。
A塩気が若干足りないためかタコの甘さが引き立たなかった。購入の際に若干塩気を多くできないか要確認。

その後:
2006/6/25と約2ヶ月近くでも、野菜冷蔵室でおいしくいただいています。



<タコクン挑戦 6回目 : 温燻>鹿島タコで!うまくいきました。
80点
タコクン6回目の挑戦。やっと秋らしいすごしやすい日が続いていたので、久々に燻製をやってみることにした。タコは、昨年12月に鹿島で入手した生蛸(約2kg)の足3本で、−30度の冷凍庫に約11ヶ月凍らせていたものでした。

2007/10/22

カチカチの蛸足5本を冷蔵庫でゆっくり解凍。(ビニール袋に入れたまま)

2007/10/23

約20時間後に塩を一握りかけて、約1kgの足5本をもむ。しかしまだ完全にやわらかくないので少し揉んでよく水洗い。また一握りの塩をかけてはよく水洗いを4回ほど行った。

           2007/10/23

PM21:大鍋にたっぷりの水を沸かし、その中に下記を入れた。
@緑茶大さじ4杯位をキッチンペーパーに包み輪ゴムで止める。
A醤油(普通のもの)お玉1/2位。            
B湯で時間は足5本(約1kg)で5分間適度にぐらぐらと茹でた。
Cざるにあげて少し冷めたらキッチンペーパーで水分を取る。

2007/10/23

PM22時ころ秋の空気?月、星もでており、適度に乾いた微風。PM22時〜AM10:00まで風乾実施。若干、湿っている感じで取り込んで、室温に置く。


今日は湿度60%、19℃。



今回のザラメとオニグルミチップ

分量はチップ大さじ8杯+ザラメ大さじ1杯で約30分燻煙できる程度。


2007/10/24

PM20時:タコ足3本を燻製にすることにし、2本はそのまま食べることにした。味は適度に塩が利いている感じで、ちょうどよい塩加減であった。この時点でおいしい燻製ができそうだと感じた。
コンロ中火で約35分。
約30分くらいで煙はなくなっていたがかまわず温燻。

2007/10/24

出来上がったタコクン。の味見。やわらかい!たこ燻製としては80点の出来か?久々にうまくできた。



夜中に干すことにより表皮が硬くならなくてよかった。今回は醤油と少しのお茶をいれて煮たがよい味が出る模様。塩加減が塩もみでうまくいったようだ。燻煙時間は35分だったが即食べるにはよい感じ。非常に柔らかなタコ燻ができたが冷凍するとやわらかなタコができると聞いたのは本当らしい。

<タコクン挑戦 7回目 : 温燻>久々のタコクン!うまくいきました。70点
タコクン7回目。秋らしいすごしやすい5連休、図書館通いの合間に燻製をやってみた。タコは、昨年10〜12月に入手した蛸(約1〜2kg)の足7本、−30度の冷凍庫に約10ヶ月凍らせていたものです。

2009/9/21

カチカチに凍った蛸足をゆっくり解凍。(マジックバックに入れたまま)

2009/9/21

約8時間後に軽く水洗いをして塩を一拳ほどかけて、約1〜2kgの足をイボのごみを取りながらもむ。よく水洗い。今回は3回ほどの水洗いを行った。

           2009/9/21

PM19:鍋4L程度のお湯に下記を入れる。
@緑茶水だしパック2個。
A醤油(普通のもの)お玉1/2位。
B塩お玉1杯程度(海水よりもうすい程度)
C茹で時間は足3本程を4分間ぐらぐらと茹でた。あまり一度に茹でるとお湯が冷めてしまい足の色素が取れたり茹で加減も分からなくなる。
Dざるにあげて少し冷めたらキッチンペーパーで水分を取る。

2009/9/21〜22

PM20、湿度65%で若干無風と余りよい条件ではない。良い条件は湿度50%以下で微風だが休みの日にそのようになることは滅多にない。
取りあえず一晩干してみる。
次の日タコに触ってみるとやはり表面が濡れた感じだったので、室内でエアコンをドライで湿度55%まで下げ約6時間乾燥実施。少し湿ったくらいにまでできた。


PM3時:タコ足7本をまとめて燻製にすることにした。味は鍋に塩を入れて茹でたためか適度に塩が利いている感じで、ちょうどよい塩加減か少ししょっぱい感じであった。乾燥させる意味でもこのくらいが良いと思った。

燻製器内受け皿には、オニクルミ2つかみ、砂糖スプーン3杯程度を入れ、その上にアルミホイルを被せた(蛸足の水が落ちるとススが出て、燻製が苦くなる)

2009/9/22

コンロ中火で約30分。煙は少な目、その後、再度、受け皿のオニクルミと砂糖を入れ替え、合計45分間燻煙を行った。温度は50℃位と思う。

約30分くらいでは色つきが薄い感じで45分で丁度良い感じとなった。




2009/9/22

味見。塩味も適度で柔らかさは細目の足は少し表面がかたいが太めの足は丁度良い感じ。たこ燻製としては70点の出来。
味的にはやはり新鮮とはいえないせいか良い味とまではなっていない。がオツマミには充分でした。





茹で時間4〜5分、燻煙時間は45分だったがよい感じだった。
更に美味しくするには、新鮮なうちに燻製することが必要かも。すぐに食べない場合は茹で時間を6〜7分?燻煙を50分位かな?



アン肝のおつまみ
 
 肝系はどちらかというと苦手なんですが これは うまい!! 冷凍保存もOKなので仕込んでおけば年中食べられます。 アン肝が入手しやすいのは1月後半〜2月中旬。  
        

<美味しく食べるポイント>
1,4日以内にポン酢等で食べる。
2,塩を30分まぶして寝かせてから水洗いすると良い。
3,蒸すのは中弱火で19分。強火で20分以上は硬くなってくる。
4、痛風の人が食べると体によくない。

(見たくない人のために写真を小さめにしました)

@できるだけ血合いの少ないアン肝を購入。
(今回、200g400円程度のもの2個)
自分の場合は中国産の値引きされたものを購入したりしてます。


初めは、200g程度のもので試してから量を多くしていくと良いです。

A軽く水で外側を洗う。
B血、太いスジ、薄皮をとる。血はアン肝を手で軽く押すと出てくる場合有り。
C包丁で程々に切ると中をチェックできる。場合によってはツマヨウジを利用し対しています。

<ポイント>
スジが気になりますが、肝を粉々(クズクズ)にするほど中のスジを取る必要はないです。ほどほどで十分です。蒸すとほとんどスジは分からなくなります。

D塩をアン肝にたっぷり振りかけ、
器にキッチンペーパー、アン肝、キッチンペーパーと重ね。出てきた水分をペーパーにしみ込ませる。約30分。

E水でよく洗う。写真ではボールだが、流水でやった方が良い。この時にもスジ等が見えてくるので取る。

F料理酒に1時間位つけ込む。自分の場合は一日 料理酒につけ込んでいます。(1日目の夜に作り、次の夜に蒸すことが多いためです)

G料理酒を捨てて、アン肝をラップでソーセージのようにくるむ。(太さ約2CM)

Iアルミホイルでくるみ、端をねじる。
J楊子で穴を数カ所あける。20カ所以上。

 このときに若干 お酒が出てきますが軽く絞る感じで良い。

K約19分弱、中火で蒸す。時間を長くしたり強火で蒸すと硬くパサパサになります。

Lチルドルームで冷やす。(約1時間程度)


Mアルミホイルをラップをとり、薄く切る。
N紅葉おろしやポン酢でいただく
<長期保存方法>
真空パック後に冷凍すれば、食べたいときに冷凍のままスライスし、アルミホイルとラップをむいて、ポン酢でたべます。残りは、また冷凍しておきます。本当においしいですヨ〜。













<燻製・その他>       魚 メニューへ           

肉編 イカたこ編 その他

ロースハム(豚ロースの燻製)×


タコクン5回目
(タコクン2回目◎ 別ページリンク)

タコクン6回目
タコクン7回目

アン肝のおつまみ
<燻製メモ>

燻製は手間がかかりますがうまくいくと本当に美味しいものが食べられます。市販品では味わえない本物の香りと味!色々と挑戦していきたいと思っています。

<参考>
 温燻とは・・・燻製するものに熱を加えながら燻煙を加えるもの
      ・・・スモーク缶自体に熱(30〜80℃位)を加えながら、スモークチップをジワジワと燃やす。

 冷燻とは・・・燻製するものに熱が加わらないように15〜30℃位で燻煙を加えるもの
      ・・・燻煙の材料としてはスモークウッドがやりやすくジワジワと自らゆっくり燃えて低温で煙をだします。

 熱燻とは・・・燻製するものに高温(120〜140℃位)を加えながら燻煙を加えるもの
      ・・・保存があまり利かないのですぐに食べるのがよいとのことです。

【それぞれの適合比較表】
スモークウッド スモークチップ 備考
熱燻  
温燻 ハム・ベーコン
冷燻※ × スモークサーモン・チーズなど
一定量の煙を出し続ける  
長い時間の燻製 ×  
※気温の低い時期

<温度・湿度情報> 温湿度計を購入し乾燥させやすい条件の参考にしています。冷蔵庫の性能により違うと思います。
 自宅冷蔵庫(冷蔵室)最上段=温度2℃、湿度20%(しばら〜く開けないと20%キープ、開けると5秒後には30%まで上昇)
 自宅冷蔵庫(冷蔵室)再下段=温度2℃、湿度20%(しばらく開けないと20%キープ、開けると5秒後には30%まで上昇)
 自宅冷蔵庫(野菜室)=温度5℃、湿度35%


<参考雑学>下記情報は食品衛生責任者講習にて受講可能です。食品衛生法参照 
 加熱殺菌の情報・・・85℃1〜2分加熱を行うと効果的であるが全て滅菌できるとは考えないこと。
 ・サルモネラ菌(主に食肉とその加工品や鶏卵)・・防止策は食肉等の75℃1分以上加熱(食物中心部温度)
 ・ノロウィルス(ウィルスで生カキ等の貝類の関与が多く、人から人に感染する)・・防止策は85℃1〜2分加熱(食物中心部温度)
 ・黄色ブドウ球菌(化膿した傷や水虫、しもやけ等のくずれ、頭髪、副鼻孔に見られる)
                   ・・熱や酸、アルカリでは無毒にならないので対象者は直接食品を取り扱わないこと。
 ・まな板、包丁等は熱湯(100〜120℃)消毒し日光(紫外線)に干すことが非常に効果的である。
 ・まな板はプラスチック製が衛生的で良い。
 ・まな板は、野菜用、肉用、魚用、その他と分けると菌をうつすことが無いのでできるだけ用途別にするのが良い。
 ・手の消毒は逆性石けん(無臭+殺菌)が最適で洗浄力はないが殺菌力に強い。